今回見た海外ドラマは、ビッグリトルライズ。
現在はAmazonプライムビデオで配信しております。
https://youtu.be/AlmSnTPLuXs
リアン・モリアーティの150万部突破のベストセラー小説が原作となっております。
リース・ウィザースプーンがこの小説を大変気に入ってぜひドラマにしたいと考え、友人であるニコール・キッドマンに話を持ちかけドラマ化されたと言われています。
実際リース・ウィザースプーンとニコール・キッドマンは出演以外にも製作総指揮を務めています。
それくらい彼女達にとって思い入れの強い作品「ビッグリトルライズ」は放送が開始されるとすぐに話題となり大ヒットしました。
その年のゴルデングローブ賞やエミー賞に沢山の部門でノミネートされニコール・キッドマンは主演女優賞も受賞しています。
ずっともやもやしたままですっきりしませんが、でも気づくと最後まで見てしまう、そんな作品です。
ビッグ・リトル・ライズ:あらすじと感想
何か事件が起き、複数の関係者から目撃証言を聞くところから物語は始まります。
突然画面が切り替わります。
母親が自分の子供を叱り、そこに居合わせた別の家族と親友となる…。
その家族の子供に関わるいじめ事件が起こり、その事件をめぐって、いさかいが続く…。
その事件に関わる様々な家族の、親子問題や、不倫やDVなどの夫婦の問題などが描かれています。
最初の事件と関連した問題なのか、まったくわからない状態で進んでいきます。
ゆっくり進むストーリーの中から、事件に関係する情報をピックアップし、どんな事件なのかを見る人が考えるように作られている作品だと思います。
最初の事件のことを常に考え、ヒントを捜しながら見ていけば、サスペンスドラマと言えると思いますが、1つ1つの事件を詳細に見てしまうと、ヒューマンドラマの域に入ると思います。
作りが凝っていて、いろいろな意味で考えさせられる作品だと思いました。
サスペンスドラマにカテゴリーされている作品ですが、サスペンスドラマの要素は少なく、女性目線で、女性に起こりうる問題について取り上げたヒューマンドラマだと錯覚してしまう時もありました。
展開もゆっくりしており、最初に起こる事件の詳細がいつまでたってもはっきりしません。
全話とも同じような展開で、もやもやした状態で展開を見守るしかありません。
あまりにも事件に関する情報が少ないため、事件のことを忘れそうになるほどでした。
個人的には、ゆっくりとした展開は好みではなく、テンポよく進む作品が好きであるため、何度も途中で見るのをやめようかと思いました。笑
ビッグ・リトル・ライズ:作品中で取り上げられるテーマ
女性に起こりうる問題として、離婚や不倫、DVや子供がらみのトラブルなどが作品中に取り上げられていました。
DVなどの様子はドラマとしてもより現実に近いのではないかと思わせられるような際どいシーンもあり、見ていて気分が悪いものもありました。
自分には縁がない問題ではあるものの、どうして逃げることができないのだろうか、どうして周りに相談しないのだろうか、逆にどうして男性はそこまでするのだろうかなどと、いらいらしながら見ていました。
現実世界で同じような境遇にいる人たちは、おそらく全く違う見方をしているのだろうと思います。
一方、常に何かにイライラしている女性の様子も取り上げられていました。
原因がわからないけれど、なぜかイライラして周りに当たってしまう…。
取り上げ方によっては、下品だとして終わってしまう可能性のあるテーマですし、とても難しいテーマを扱っていると思います。
そのテーマに関わる人に周りもどう関わるか、自分がその立場だったらどうするかと問われているように感じました。
ビッグ・リトル・ライズ:シーズン2も決定
「ビッグリトルライズ」は製作当初シーズン1で終了予定でした。
それはドラマの放送が終わってもそのつもりでした。
しかし大ヒットしたということや続編を望む声が多かったようで、シーズン2の製作が決まりました。
原作はシーズン1の内容で終わりになっているので、この先シーズン2はどのような内容になっていくのかとても楽しみです。
しかも「ビッグリトルライズ」でのメインキャスト5人の続投は決まっていますし、なんとメリル・ストリープの出演も発表されました。
ますます豪華な顔ぶれが揃います。
まだ製作が決まったばかりでいつ放送されるのかは分かりませんが、続編も面白いドラマであることは間違いないでしょう。
ビッグ・リトル・ライズ:まとめ
女性目線で作られた作品のため、おそらく男性が見たら共感もできず、おもしろくない作品なのではないかと思います。
ですが、女性の考え方を少し知る、いいきっかけになる作品のように感じました。
また、女性にとっては、自分の行動を見直す機会につながる作品ではないかと思います。
